2025年10月中旬より、動画プラットフォームのYouTubeにおいてUI(ユーザーインターフェース)が大幅に変更されました。
スマホ・PC・テレビアプリを問わず、再生プレイヤーの見た目やボタン配置、コメント欄の構造、動画リストの並びなどに変化が確認されています。
公式ヘルプフォーラムでも「より直感的で没入感のある視聴体験を目指す」と発表されています。
今回はこのYouTube UI変更について、
・何が変わったのか
・元の表示に戻せるか/対処法
・なぜ「改悪」と感じる人が多いのか
・新UIにも隠れたメリット
という4つの観点から、わかりやすく整理しました。

「なんかいつもと違う…?」と思った方、まずは落ち着いて原因を把握しましょう。
YouTubeのUIは何が変わった?
ここ数日、YouTubeを開いた時に「雰囲気が変わった」「あれ、コメント欄どこ?」「再生ボタンが大きい!」と感じた人は少なくないようです。
特にスマホ版の場合、再生画面・動画下エリア・リスト画面のデザインが刷新されています。
主な変更点を表にまとめます。
| 項目 | 旧UIの特徴 | 新UIの特徴(2025年秋~) |
| 再生プレイヤーのコントロール | アイコンが小さめ、背景と区別しやすい | ボタンがバブル状に大きく、半透明の背景を採用。視認性・操作感に賛否あり。 |
| コメント欄の展開方式 | 動画下にスクロールしてそのまま表示 | コメント欄がスライド式や展開式に変化。スレッド表示(3階層)対応。 |
| 動画リスト・サムネイル | 比較的コンパクト、馴染みあるレイアウト | サムネイル・文字サイズが変わり、左右スクロール/タイル表示が多くなったという報告あり。 |
| チャネル情報・ボタン配置 | チャンネル名/登録ボタン・通知ボタンが視認性高め | チャンネルアイコンが大きく、ボタン位置が変わった、チャンネル名が非表示になるケースも。 |
これにより、「前の操作感が抜けないまま使おうとした時に違和感が出る」ユーザーが多発しているようです。

「あれ?いつものタップ位置じゃ反応しない…」という体験、結構ありますよね。
表示を元に戻す方法は?実際にできる対処法をチェック
「やっぱり前のレイアウトに戻したい!」という気持ち、よくわかります。
ただし、完全に「戻せる」わけではなく “旧UIに近づける/違和感を軽減する”という形になります。
以下は実践できる手順です。
✅ 対処法まとめ
- アプリ/ブラウザを更新・再起動
UI変更が不完全に表示されている・バグっぽいと感じたら、まず最新バージョンに更新し再起動を試しましょう。 - アプリのキャッシュを削除
Android・iOSともに「設定 → ストレージ → キャッシュを削除」で旧UIストックや混ざったデータをクリアできます。古いUI設定が残っていて新UI表示が崩れている場合もあります。 - PC版ブラウザで旧UI表示を試す(裏ワザ)
以前は「youtube.com/?disable_polymer=true」というURLパラメータで旧UI風に戻す手法がありましたが、現在では多くの環境で無効化されています。試す場合は自己責任でどうぞ。 - テスト対象から外れるのを待つ
YouTubeはA/Bテスト形式で一部ユーザーに新UIを段階導入しており、テストが終わると旧UIに戻るケースも報告されています。おそらく数日〜数週間で落ち着きます。 - ユーザー・フィードバックを送る
「設定 → ヘルプとフィードバック → 問題を報告」から「UIが使いづらい」などのフィードバックを送ると、改善検討の対象になる可能性があります。
⚠ 注意事項

戻す方法が難しいのがネック…でも一時的な可能性も高そう!
つまり、完全に旧UIが保証されているわけではありません。
プラットフォームの方針によるため、ある程度は慣れる方向に切り替えておくのも一つの手です。
なぜ「改悪」と言われるのか?ユーザーが感じる3つの理由
変更そのものが悪い、というわけではありません。
しかしユーザーが「改悪」と感じてしまうのは以下のような理由が背景にあります。
慣れていた操作の流れが変わった
普段使いのスマホやタブレットで「次へ」「戻る」「コメント」「いいね」などの一連の操作が「無意識に手が動く」レベルになっていた場合、新しいレイアウトは心理的な摩擦を生みます。
「いつもの場所にボタンが無い」「スクロールがいつもより多い」など。

「前の方が見やすかったのに~」という声、ネット上で頻出です。
視認性・読みやすさが落ちたと感じるケース
例えば、海外レビューでは「アイコンが大きくなりすぎて動画が見えづらい」「半透明の背景がコントラストを下げてしまう」といった批判があります。
また、コメント欄のスレッド化により「以前のフラットなリストの方が探しやすかった」という意見も。
変更理由がユーザー視点で納得しづらい
「なぜこの位置なの?」「デザインがポップすぎる」「操作性より見た目重視?」など、仕様変更の意図がユーザーに明確に伝わらないため“改悪”と受け止められやすいです。
実際、UI変更の裏にはAIレコメンドの強化や広告滞留時間増加の目的もあり、ユーザー体験より“プラットフォーム都合”と捉えられる面もあります。
後述「表示を元に戻す方法は?」で詳述します。

「使いやすさより見た目が変わっただけ?」と思うのも無理はありません。
新UIのメリットも(意外とある)
ここまで「改悪」に焦点を当てましたが、新UIには実は利用者にとっての利益も潜んでいます。
使い方次第で「慣れて良かった」と感じる人も多くなっています。
映像への没入感がアップ
新プレイヤーでは余白が広く、UI要素が動画上に出る頻度が少ないデザインにシフトしています。
つまり「動画画面そのものがメイン」と感じられやすく、映像をじっくり観たいユーザーには好印象です。

「最初は違和感あったけど、慣れたら見やすくなった」という声も。
コメントスレッド化で会話が読みやすく
新UIでは、コメント欄がツリー形式に変わり、返信の流れが整理されるようになりました。
以前より議論や質疑応答が把握しやすくなっています。
片手操作/大型スマホ対応が進化
特にタブレットや画面サイズの大きなスマホで、「親指で届くボタン位置」「スクロール量の削減」が配慮されたレイアウトに変化しています。
まとめ:変更直後は戸惑うけど、少し様子を見て判断を
YouTubeの新UIの導入によって、私たちは慣れた操作感を一時的に失ったかもしれません。
しかし、考えてみれば、プラットフォームとしては「より多くの時間視聴してもらう」「より快適に使ってもらう」という目的から動いているのも事実です。
重要なのは、以下のポイントです。
- アプリ/ブラウザは常に最新版にしておく。
- UIの変化を「一時的なもの」として捉えて慣れる時間を設ける。
- 本当に使いづらければ、前項の対処法で表示を少しでも改善する。
- その上で「以前の方が良かった」「やっぱり戻せない」と感じた場合はフィードバックを送る。

「使いにくい!」と感じても、それが一時的なテストかもしれません。
焦らず、柔軟に変化を見守る姿勢がストレスを減らすコツです。
今後もYouTubeのUI・機能変更は続く可能性が高いため、「変化が起きたらまず確認+自分に合った使い方を模索」するクセをつけておくと、毎日の動画視聴がラクになります。


コメント